2011年08月28日

「がんばっぺ!茨城」を世界の共通語に

茨城県内の駅や商店街でよく見かける「がんばっぺ!茨城」ロゴマークが作られた経緯はどのようなものだったでしょうか?

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 東日本大震災後、店頭ののぼりや車に貼られたステッカーなど茨城県内各地にあふれる「がんばっぺ!茨城」の合言葉。緑の丸いロゴマークを見ない日はないだろう。

 「『がんばっぺ!』は自分たちの地域を愛し、地域の底力を信じる合言葉と思う。被災した茨城を元気づけたい」。そんな思いで始まった「がんばっぺ!茨城」プロジェクトは、県民有志らによる草の根運動で、缶バッジやうちわなど1個100円の関連グッズを製造し、売り上げの約3割を県の義援金に寄付する仕組みだ。その“言い出しっぺ”(発起人)、ひたちなか商工会議所工業振興課の小泉力夫(りきお)課長(49)は「予想以上の反響で驚いている」と、この5カ月を振り返る。

 きっかけは震災2週間後の3月26日、知人らとの会合だった。「『がんばっぺ!』という言葉を世界の共通語にしたい」。方言でもあり、被災者が再び立ち上がるフレーズとして、「響きがよい」と感じた。

 翌27日、インターネットの交流サイト「フェイスブック」に「会合でこんなことを言っちゃった。誰か『がんばっぺ!茨城』のロゴマークをデザインして」などと書き込んだ。すると、ネット上で知人らから賛同の声や意見が飛び交い、2日後にはデザイナーの男性がロゴマークを完成。後に、このデザイナーが中学の同級生と知った。 そして、このマークを使って「義援金を募れるようなグッズを造り、震災復興に役立つことをしよう」という話がまとまった。4月初旬、「ロゴマークは言い出しっぺが決めてよ」となり、5色の候補のうち「ホウレンソウの出荷停止などのニュースを聞き、茨城は緑豊かな大地があり、野菜供給県だと改めて気づいた」という思いから緑に決めた。「スーツの上着に缶バッジをつけると、目立っていい」とすっかり気に入っている。

 こうした取り組みはネットだけでなく、口コミや報道で広がり、グッズの売り上げは約1200万円(今月5日現在)。グッズ製造は障害者らのボランティアがあたり、「追いつかない状況」とうれしい悲鳴をあげる。

 今や震災後の茨城を象徴する“県民運動”にまで広がった。「震災復興で、何かしたいと思っても、何をすればよいか分からない。グッズを買って、応援するのが分かりやすくて、共感を得たのでしょう」と分析する。

 今後の目標は缶バッジを300万個作り、県民が全員つけることで、いつもバラバラでまとまりがないといわれた県民が「地域を大事にし、一つにまとまるきっかけになると思う」。もう一つ、訴えたいのは「震災で励まし合い、助け合った人間同士のつながり(絆)は時間とともに忘れちゃいけない。そういう地域作りのシンボルとして続いていけば」。

 笑顔の源は、地域活性化に貢献しているというやりがいだ。



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posted by 安富かおり at 02:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | 徒然日記
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